チェリスト 鹿児島県出身。桐朋学園大学在学中の1990年に蓼科高原音楽祭奨励賞受賞。同大学卒業後から2年間ドイ ツのマインツ大学音楽学部に学ぶ。1997年からは米国ダラス市の南メソヂスト大学より奨励金を得て、同 大アーティストディプロマコースに入学、同年夏「チェロアンサンブルサイトウ」のメンバーとして日本、 ヘルシンキ及びサンクトペテルブルグの世界チェロコングレスに出演した。1999年から2012年まで仙台 フィルハーモニー管弦楽団首席チェロ奏者を務め、その間北爪道夫のチェロ協奏曲(仙台フィル委嘱作品) を初演のほか、定期公演等にソリストとしても出演した。そのほか仙台市民交響楽団、仙台ニューフィル ハーモニー管弦楽団といった地元のオーケストラとの共演、プラハ放送交響楽団宮城公演のソリストとして 起用された。2001年第4回ビバホールチェロコンクール3位。仙台フィルメンバーによるセレーノ弦楽四重 奏団でも活躍。「松尾音楽助成賞」受賞、また原村室内楽セミナーにおいて「緑の風音楽賞」受賞。2006、2007、2014年には秋吉台室内楽セミナーに講師として招かれた。森川諄一、木越洋、ユリウス・べルガー、 岩崎洸の各氏に師事。2007年9月より文化庁海外派遣研修員として1年間ドイツに留学し、クリスティア ン・ギガ-氏(ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団第一ソロチェリスト)に師事2013年から2016年 まで九州交響楽団首席チェロ奏者を務め、ソリストとして九州交響楽団、また九州各地のオーケストラと共 演。2016、2018年夏霧島国際音楽祭に出演。現在は福岡市を拠点にフリーのチェロ奏者として、ソロ、室 内楽、後進の指導など、幅広く活動を展開している。

公式HP: https://sites.google.com/view/cello-tetsuoharada